みなさんこんにちは!
なるほど講座のお時間です!
今回のテーマは「WSL」についてです。
「WSLってなんだ??」
と思った方は2021年7月1日のなるほど講座でWSLの基本的なことをまとめておりますので、まずはこちらをご参照ください。
↓↓↓
https://www.b132.net/blog/howto/51847/
WSLについてなんとなくお分かりいただけましたでしょうか??
今年もCT(チャンピオンシップツアー)が1月29日からすでに開幕しており、
過去2回タイトルを獲得したことのあるハワイのジョン・ジョン・フローレンス選手が実況も大興奮の素晴らしいライディングを見せるなど、
すでに大きな盛り上がりを見せています。
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https://www.youtube.com/watch?v=teXMP4yIfsE
そんな魅力満載のWSLですが、実は前回投稿から2シーズン経てルールがいくつか変更されております。
細かい部分もかなり変わっているため、細かい変更点は割愛するとして、
今回のなるほど講座では、前回投稿から今シーズンまでの間に変更されたルールのうち、CTにおける大きな2つの変更点をご紹介いたします。
本記事が、まだまだ始まったばかりの2023シーズンを皆さんがご観戦する上での一助になれば嬉しく思います。
それでは参りましょう♪
【大きな変更点その①】
「足切り」が行われるようになりました。
いきなり恐怖心そそられるワードの登場ですが安心して下さい。
成績の悪い選手の足を切断するというルールが設けられたわけではありません。
「足切り」というのはミッドシーズンカットのことで、前半5戦が終了した時点で、ミッドシーズンカットの基準を下回る選手の出場権を奪うというものです。
※メンズ36名→22名(+ワイルドカード2名)
※ウィメンズ18名→11名(+ワイルドカード1名)
これにより選手数が大幅に縮小されるため、日数の短縮ができることで選手の負担を軽減できたり、
悪いコンディションのときに無理に試合を行うのではなく、良いコンディションを待って試合が出来るため、観戦者にとってもエキサイティングな試合が見れるといったメリットがあるとのことです。
【大きな変更点その②】
2024年パリ五輪の出場権が与えられる。
今回のCTでは好成績を収めた女子8人、男子10人に2024年パリ五輪の出場権が与えられます。
パリ五輪のサーフィン会場は太平洋に浮かぶフランス領ポリネシアの島、タヒチです。
CTが開催されるタウポのビーチにて、2024年7月27日から29日にかけて競技が行われます。
出場枠は女子24人、男子24人、合計48人です。この数は2020年東京五輪と比べて8人多く設定されております。
各国の国内オリンピック委員会は、基本的に最大4人(男女それぞれ最大2人)の選手を派遣させることができますが、
2024年大会までに行われる出場枠をかけた大会の結果次第では最大出場枠が3に増える可能性があります。
出場枠を獲得するには2024年大会までに行われる出場枠をかけた大会で、好成績を残す必要があります。
CTも出場枠をかけた大会の一つです。
今年のCTでは、女子8人、男子10人に五輪出場権が与えられます。
もっと詳しく知りたい方はIOC(国際オリンピック委員会)のHPを参照してみてください。
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以上、2つの大きな変更点の紹介でした。
ついでに、そこまで大きな変更とは思いませんでしたが、「おっ」と思った変更点もご紹介いたします。
【小さな変更点その①】
公式ウェアラブル機器としてApple Watchを採用。
これはプロスポーツの公式競技者用機器として使用されるケースとしては初めてだそうです。
選手は試合中にApple Watch でWSLのアプリにアクセスすることで、試合に必要な情報を得ることが可能になります。
これにより、今までサーフィン競技の欠点だった風と波の音によって情報が伝わらないという障害をクリアできそうです。
【小さな変更点その②】
CT優勝者に与えられるトロフィーの名称が「デューク・カハナモク・トロフィー」と名付けられることになりました。
現代サーフィンの父と呼ばれるデューク・カハナモクさんを称え、この名称に決定したそうです。
以上、2つの小さな変更点でした。
続いて現在のランキングを見てみましょう。
男子
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17 | 五十嵐カノア | 日本 | 1,330 |
更新日:2023/02/9
女子
順位 | 選手名 | 国 | ポイント |
---|---|---|---|
1 | カリッサ・ムーア | ハワイ | 10,000 |
2 | タイラー・ライト | オーストラリア | 7,800 |
3 | レイキー・ピーターソン | アメリカ | 6,085 |
3 | ベティルー・サクラ・ジョンソン | ハワイ | 6,085 |
5 | タティアナ・ウェストン・ウェブ | ブラジル | 4,745 |
5 | ブリサ・ヘネシー | コスタリカ | 4,745 |
5 | ガブリエラ・ブライアン | ハワイ | 4,745 |
5 | モリー・ピックラム | オーストラリア | 4,745 |
9 | イザベラ・ニコルズ | オーストラリア | 2,610 |
9 | キャロライン・マークス | アメリカ | 2,610 |
更新日:2023/02/9
東京五輪(男子)で銀メダルを獲得した五十嵐カノア選手は現在17位。
今のところミッドシーズンカットの対象ではありません。
同じく東京五輪(女子)で活躍した都筑有夢路選手は今回CT出場を逃しております。
まだまだ若い都筑選手、来シーズン以降に注目ですね!!
最後にCTの日程を見てみましょう。
【日程】
▪️1月29日〜2月10日
『Billabong Pro Pipeline』
▪️2月12日〜23日
『Hurley Pro Sunset Beach』
▪️3月8日〜16日
『MEO Rip Curl Pro Portugal』
▪️4月4日〜14日
『Rip Curl Pro Bells Beach』
▪️4月20日〜30日
『Margaret River Pro』
【ミッドシーズンカット】
メンズ36名→22名(+ワイルドカード2名)
ウィメンズ18名→11名(+ワイルドカード1名)
▪️5月27日〜28日
『Surf Ranch Pro』
▪️6月9日〜18日
『Surf City El Salvador Pro presented by Corona』
▪️6月23日〜7月1日
『Rio Pro presented by Corona』
▪️7月13日〜22日
『Corona Open J-Bay』
▪️8月11日〜20日
『SHISEIDO Tahiti Pro presented by Outerknown』
◆9月7日〜15日
『Rip Curl WSL Finals』
こうしている今も世界のどこかで熱い戦いを繰り広げている選手たち。
世界トッププロの熱いサーフィンを皆さんも是非観戦しましょう!!
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